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高血圧と塩分

2017.09.8

今回は、まじめなお話です。

9月8日、当院の院長が、赤崎市民センターで講演を致しました。

 

内容についてご紹介致します。

1.高血圧は日本人に、最も多い疾患です。

ほとんど自覚症状がないため「サイレントキラー」といわれ、

知らないうちに命を奪ってしまう危険性を秘めています。

 

2.血圧は、140mmHg以下ならばよい。 ⇒  NO!

日本では     収縮期血圧         拡張期血圧
至適血圧    <120    かつ    <85
正常血圧    <130    かつ    <85
正常高値血圧  130-139 または   <85-89
収縮期高血圧  >140    かつ     >90

アメリカでは
Normal         <120     かつ    <80
Prehypertension   120-139 または   80-89
Hypertension    >140    または    >90

 

3.人類の本来の血圧は70-100mmHgである。
塩をほとんど摂らない原始的生活をしている、アマゾンのヤノマミ族では

平均血圧が男性で100mmHg、女性で90mmHgである。

 

4.高齢者でも血圧は、低ければ低いほどよいのか? ⇒  No!
高齢者は、身体の個人差が大きいのでその人にあった治療が重要です。
75歳以上の高齢者では、収縮期血圧110mmHg以下では、

死亡率の上昇・腎機能の悪化を来すので避けたほうがよい。

 

5.なぜ塩分の摂りすぎで、血圧は上昇するのか?
人間の身体で、Naの濃度は厳密に一定に保たなければならない。
Na濃度の上昇 → 飲水量の増加 → 体内水分量の増加 → 高血圧
腎での水分再吸収の増加

 

6.人間は、塩が一日に何グラム必要か?  ⇒   1-3g
日本人の塩分摂取量は、一日平均男性11.0g、女性9.2である。[2015年]
推奨される一日の塩分摂取量は、WHOでは 5g/day以下
日本高血圧病学会では 6.0g/day以下です。 腎臓の一日塩分排泄量は9-18gです。

 

7.摂りすぎた塩分をいかに体外に排出するか?
カリウム、マグネシウム、カルシウムは、過剰の塩分を体外に排出させます。

これらの元素を多く含む野菜・果物・牛乳などを多く摂ることで、体内の塩分を下げられます。

 

8.塩分の摂取量を減らせば、高血圧は治せるか? ⇒ No!
高血圧患者のうち減塩療法だけで、血圧を正常化できるのは30-40%くらいです。

しかし、食塩摂取を減らすことで、いかなる年齢の人でも、

その人が高血圧であれ正常血圧であれ程度の差はあっても血圧はさげられます。

以上、日常生活で、参考にしていただければ、と思います。

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